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“えん”と“えん”を結ぶ・・・?

えんとえんをむすぶ・・・? 

食べる出雲エリア平成時代

 賑わいを取り戻している神門通りに平成22年8月、キラリと光る小さなお店が登場した。濃茶色の外装に正面の看板には「おむすびdeえんむすび」。それは、食べると良縁がやってくる“おむすび”のお店だった。三角でもなく俵型でもないそれには、隠された強い思いが込められていた。


 「円(縁)と円(縁)が具を島根の人達に見立てて間を取り持つように結びつけます」。
 丸く整えられた手のひら大のご飯二つが具を挟み込み、十六島海苔で結びつけられている“おむすび”。「これって、バーガーじゃないの?」と、つい首を傾げてしまうのだけれど、冒頭のような説明を受けると納得出来る。一押しの島根和牛サーロインステーキおむすびを筆頭におむすびの具としては王道のサケ、シラスオロシ、肉味噌など9種類。牛肉と野菜類、そして主役とも言える仁多米は県内の若手農家の方々が、お客の顔がみえるこのお店のコンセプトに共感し提供してくれている。
 「えんむすびや」を出店したのは出雲市にある人材派遣などを運営している会社。世の流れの煽りを受けて、一念発起で新事業として出店したのだ。白羽の矢が立ったのが現在のマネージャーと店長。「折角だから良いものをつくろう」と気合い充分で取り組んだ。とは言っても、何から手をつけていいやら、どこから始めるのやら、全くの手探り状態だったのだった。男二人で会社の会議室をおむすび開発室にして何度もお米を握りながら連日、「あーでもない、こうでもない」と考えていた。そんなある時、ぱっと思い付いたのが円いご飯で具をはさむ今の形だった。その円いおむすびをごま油で焼く事で、表面に香ばしさが出て中は更にふっくらする。A4級以上の島根和牛を使うサーロインとリブステーキ。この焼き方もプロの指導を仰いだ。野菜などの使い方も農家の方達から聞いた調理法を実践している。それぞれの具一つ一つを丁寧に作り込んでいるのだ。そして注文を取った後それらを使い丹誠込めて作り上げるのが、このお店の“おむすび”なのである。
 「島根にはまだまだたくさんの食材があります。冬ならカニ。また、神在ネギも多いに興味があります。とにかく旬な素材を使っていきたいですね」とマネージャー。お客さんからの提案もありかも?
 開店直後から話題性もあり好評を得ているが、一方では地元小学校への食育活動もなっている。お米の作り方や野菜の旬の時期など、今の子供たちが知らなくなっている食材のことなど話す機会も増えているのだという。恐る恐るはじめたおむすび屋さん。しっかりと地域にも密着している。
神門通りには今まで、ちょっと小腹が空いた時にいい手軽に片手で食べられるものが今までは存在していなかった。そう考えると今回の「えんむすびや」は待望のお店なのだ。
 大社さんに参った後は、おむすびをぱくつきながらそぞろ歩きも乙なもの。そんな神門通りで良いご縁に巡り会うかも?

えんむすびや
住所:出雲市大社町杵築南860-8
電話:0853-53-4031
営業時間 10:00〜18:00
定休日:年中無休
駐車場:無し




おにぎり

使うお米は人気の仁多米

おむすびに挟む和牛肉

島根和牛はA4級以上

お店の外観

神門通り沿いにある小さなお店

島根和牛を挟んだおむすび

人気は島根和牛おむすび