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だいこく様の小槌は“ご利益の御裾分け”!

だいこくさまのこづちはごりやくのおすそわけ! 

見る知る出雲エリア平成時代

「大きなふくろをかたにかけ〜♪」でおなじみのだいこく様。大俵の上にどっしりと、大きな袋を担いでニンマリと笑っている。その笑顔には誰もがほっこりした気持ちになるのでは?
 だいこく様の右手には、“小槌”が握られており「振ると欲しい物が何でも出てくる」という言い伝え。そんな嬉しい神様アイテムなら是非とも手元に置いておきたいものだ。


 大社木工では、その神様アイテムである“小槌”を製造販売している。元々は電柱の腕木の製造をしていた。しかし電柱がコンクリート製になると需要がなくなることから、次のビジネスを模索していたところ、県などから提案があったのがこの“小槌”作りだった。材料は国産で、しかも中国地方の山から産出されたケヤキを使うこととした。
 この小槌を一見すると目立つのが木目を利用した輪の模様。これは木目を見ながらきれいな輪になるよう職人によって浮き出されるのだ。決して簡単ではない職人技だ。置物用の大きなものはもちろん、携帯ストラップ用の小さなものでも細かい作業が施されている。出来た模様は千差万別で、それぞれの好みで選べる楽しみもある。各工程では手動式の機械を巧みに扱いながら作られる。材料のケヤキも自社で買い付け、管理も自社の倉庫でしっかりと保管されている。
 古事記の前半、最大のクライマックスは「国譲り」のくだり。アマテラスの使者であるタケミカヅチとオオクニヌシの息子タケミナカタが力較べを行うシーンは、出雲が“相撲発祥の地”ともいわれる由緒となっている。それに倣って商品化したのが“軍配”だ。最近では退職祝いの贈り物として用いられている。
 出雲のある地方では、嫁入り道具として“杵と臼”を使う風習があるという。最近では家でお餅をつくことも少なくなり、このような商品が重宝されている。
 この他大社木工ではだいこく様とゑびす様が手掘りで仕上げられた「福神面」もある。
 出雲大社のお膝元ならではのものであるが、これらの品々は決して古くからあるわけではない。しかし品揃えは“ご利益の御裾分け”といったところ。伝統以上の重みが感じられる。商品は出雲大社周辺のお土産屋さんはもちろんインターネットでも取り扱い中だ。
 家にあるだけで何か良い事が舞い込んできそうなこれらの品々。一家に一つ、飾っておきませんか?


株式会社大社木工
住所:〒699-0741 島根県出雲市大社町中荒木2730-1
電話:0853−53−2247  FAX:0853−53−2877
URL:http://www.taishamokko.com/
e−Mail:shop-mail@taishamokko.com




主な3種類

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様々な工程を経て仕上がる。

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