のあるコンテンツは、島根県立古代出雲歴史博物館の展示または館内施設に関するコンテンツです。
卑弥呼の鏡?! 鏡の縁が三角形をしており、裏面に神獣の姿があることからこの名があります。この鏡には「景初3年(239)」を含む41文字が刻まれています。『魏志倭人伝』によれば、この年、邪馬台国の卑弥呼が魏に使いを送り、魏から銅鏡100枚を授かったとあります。もしかするとそのう……
■常設展示
本当に古墳時代の大刀? 本当です。出土品の鉄刀というと、錆だらけの姿を思い浮かべる方が多いでしょう。しかしこのかわらけ谷横穴墓出土の1400年前の大刀は奇跡的な保存状態で見つかっています。刀身だけではなく、鞘もその模様がわかるほど完全に残っていました。刀は今でも切れそうです。
玉の穴をよく見ると工具を回転させて穴をあけた跡があり、石や鉄のキリが使われたことがわかります。でもどうやって玉を固定して、どんなふうにキリを使って穴をあけたのかはわかっていません。現代ではまねのできない古代の職人技です。
つばのある帽子をかぶり、美豆良(みずら)を垂らしたヘアスタイルと、装身具や着衣の表現がほとんどされていないシンプルなスタイルが特徴の中央の人物埴輪は男性です。その左右、頭が水平になっているものは長方形の髷(まげ)を表すことから女性を表しています。左右の腕は途中で折れ完全な形ではあ……
「おーうぇ」 “出雲”の名付け親とされるヤツカミズオミズノノミコトが、国引きの大仕事を終え叫んだ地。意宇(いう)平野一体(現在の松江市意宇地区)は、『出雲国風土記』でも最初に出てくる郡(こほり)である。 神の隠(こも)る山“神名樋野(かむなびぬ)”とされる茶臼山(ちゃうすやま……
古曽志古墳群は、松江市の中心から国道431号を東へ車でおよそ10分、宍道湖北岸に広がる丘陵地帯の南側にある。住宅造成中に見つかったここの古墳群。整備された公園一帯には13の古墳ととほうもなく大きな実物大の模型がある。出雲国風土記では、国引きによって引っ張ってこられた側の国。そこを……