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歴博でカルメ焼きしましょ

れきはくでかるめやきしましょ 

食べる体験する出雲エリア平成時代

古代出雲歴史博物館では、2013年3月10日開館6周年を迎えた「開館記念無料デー」新たな体験イベントとしてカルメ焼きをレパートリーに加えた。この写真はその日の様子です。


カルメ焼きはお祭りの露天や駄菓子屋で今も売られている砂糖菓子です。姿は丸い形で、直径は10センチほで、厚みは4センチぐらい。表面は膨らんだ時にできるひび割れの様子が亀の甲羅にも似ているものです。
カルメ焼きは室町時代に日本に伝わったものらしく、ポルトガル語のcaramelo(砂糖菓子)を語源とするんだそうです。
この日は、歴博の北側にある体験工房でカルメ焼き体験が開催され、10時の開始から家族連れで体験するする人たちがたくさん訪れて、とても賑やかでした。
お子さんのカルメ焼き体験を、お父さんがビデオで撮影されている出雲市平田町から来られた家族の様子を取材させてもらいました。このお父さんによると、35年ほど前には平田の宇美神社のお祭りでカルメ焼きを食べたんだそうです。
さて、二人の姉妹がカルメ焼きに挑戦です。

簡単に手順を説明します。

・材料 
砂糖(上白糖や三温糖など) 
重曹(じゅうそう)【炭酸水素ナトリウム】 50グラム
卵の白身  半個分

・道具
カルメ焼き用お玉(普通の金属製お玉で代用も可能)
温度計(130度以上計れること)
割り箸
ガスコンロ

1.最初にカルメ焼きを膨らます重曹卵をつくります。1.
ボールなどに卵の白身半個分を入れ、そこに用意した重曹を少しずつ入れてかき混ぜ、シャーベット状にまとまり始めたら砂糖を10グラムほど入れて、これでカルメ焼きをふっくら膨らませる膨張剤「重曹卵」のできあがりです。
2.カルメ焼き作りスタート
体験では紙コップに砂糖40グラムと水15mlを入れて、カルメ焼き用お玉に入れてコンロで弱火にかけて、くるくるかき混ぜながら温度計が130℃になったら火から下ろします。そこへ手際良く、割りばしなどの先に重曹卵を大豆ぐらいの大きさ分を付けて入れて、そのままぐるぐると根気良くかき混ぜ混ぜます。
3.これで焦らず根気よく混ぜていると、透明感が無くなって白くなり、そして膨らみ始めたら、そっと混ぜていた割りばしを抜きます。
4.すると、ぷ〜とふくらんで・・・
5.カルメ焼き用お玉をぬれタオルの上に置いて、冷やします。
6.10分程度置いておいたら、カルメ焼き用お玉を再度火にかけて、カルメ焼きの底部分が溶けるので、割りばしなどでカルメ焼きを横に押すと、カルメ焼きがズルリとお玉から外れます。

※カルメ焼きの作り方についてのホームページは数多く、そこにもこんなことは書かれています。いろいろ参考にチャレンジしてみてください。




重曹と卵白で作った重曹卵

重曹卵

体験棟での体験シーン

体験棟での体験シーン

できあがったカルメ焼き

立派なカルメ焼き誕生

砂糖水をコンロで熱する

砂糖水をコンロで熱する