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大社名物「焼きそば」はいかが?

たいしゃめいぶつ「やきそば」はいかが? 

食べる出雲エリア平成時代

 出雲大社にお参りした後は、出雲そばに舌鼓を打ち、この地が発祥とされる“ぜんざい”で満腹になるのが定番コース。でも地元の人達はどうしているのだろうか?毎日そばってことはないだろう。
 調べてみると、あるわあるわ地元の味。名付けて「大社飯」の面白さを探ってみる


【暖簾】
 博物館の東隣、『暖簾』は創業して10年以上、お昼と夜のお食事処である。お昼は定食を中心として出雲そばや丼ものなど、夜はお酒に合う料理などを用意している。地元の魚を中心に使った「海鮮丼」は女性客にも人気だ。
 お昼の定食は先ずその品数に圧倒される。近隣の港で水揚げされたその季節の新鮮な素材を使った煮魚と肉類、天ぷらにサラダと小鉢が2つ、うどんまでついてなんと700円。
「お客さんにはしっかり食べてもらいたいということでこの品揃えになりました」と店主の山崎さん。関西で料理人として修行をし、飲食店を開店する事を前提に地元のお店でもその腕を磨き、15年前に「暖簾」を開店したと言う。
 「昼はやっていないのですが、うちは“焼きそば”も自慢なんですよ」
そう言っておもむろに鍋を振り出した山崎さん。厨房全体に広がる麺を炒める音が満腹のはずの胃袋を刺激する。
 浅めの丼に盛られた塩焼きそば。「こちらもどうぞ」と置かれたのは2本のソース。「うちの焼きそばは“後かけ”なんですよ。私がお世話になったお店がそうしていたこともあってですけどね。うちは夜に出してます。お酒の締めとして辛口ソースが人気ですよ」と話してくれた。
 確かに熱々の焼きそばに後からかける辛口ソースがさっぱりとして、不思議と箸が進むのだ。それにしても、焼きそばで“後かけソース”なんて。いずもる取材班は更に調査をすることとなった。

昼はランチメニュー、夜は居酒屋として営業。店主は大の阪神ファン。
住所:出雲市大社町杵築東54-1 電話:0853-53-2033
定休日:日曜(日曜が営業の場合は月曜休み)

【きんぐ】
 現在は三代目が中心となってお店を切り盛りする老舗『きんぐ』。仕出しなどを主として地元の料理屋さんとして繁盛している。しかし、こちらの伝統的な味はラーメンと焼きそばでもある。
 初代がある縁で九州へ出雲そばの作り方を指導し、その見返りとして博多ラーメンを教わった。初代は大社へ帰った後、早速お店で博多ラーメンを出してみた。
 しかし。博多ラーメンは当時の大社の人達には受け入れられなかった。悪戦苦闘しながら、辿り着いたのが現在の“あっさり醤油味”。どこか懐かしく飽きないその味は、今でも常連客を遠ざけない。
 こちらの“やきそば”はお昼のメニューにも連ねている。今回は二代目が腕を振るってくれた。やはり“塩焼きそば”の傍らには「ソース」が付いてくる。箸を進めるいずもる取材班に二代目ご主人はゆっくりと語ってくれた。
 「やきそばに後からソースをかける理由ははっきりとはわかりません。ただ、恐らくは割り子そばと同じ感覚で“後かけ”になったんじゃないですかね」。
 なるほど。やきそばの食べ方のルーツが割り子そばとは大社らしい。
 
住所:出雲市大社町杵築東599 電話:0853-53-2473
定休日:水曜日  


【お好み焼き森】
 大社小学校の南側、昭和の雰囲気をそのままに営んでいる「お好み焼き森」。聞けば昭和38年からこの場所でお店を開いている。おばちゃんが焼く昔ながらの店だ。
 小学校がある場所は以前大社高校だった。そのころは毎日学生達で賑わっていた。今では若い人達は滅多に来ないというが、当時の学生さんが現在の常連さんとしてお店にやってくる。こちらの焼きそばはソースベース。しかし、やっぱり傍らにはソースが付いてくる。
 取材中も通りがかりにお客さんがやってくる。その注文も「30分後取りにくる」など、学生時代から通っていた人達が大人になって、家庭でその味を楽しむらしい。「みなさん、本当にありがたいことです」とお昼時に絶えずやってくるお客さんに感謝するおばちゃんの姿がいい。
 「大社飯」は、出雲そば屋のカツ丼や居酒屋のスパゲティなど多岐にわたるという。いずもる取材班は、「出雲そばだけじゃない」を更に探求する事となりそうだ。

住所:出雲市大社町杵築南1360-1 電話:0853-53-3339
定休日:不定  


【お好み焼き森は2010年12月に閉店しました】





暖簾の焼きそば

暖簾の焼きそば

きんぐ焼きそば

きんぐ焼きそば

きんぐ外観

きんぐ外観

お好み焼き森のやきそば

お好み焼き森のやきそば