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発掘気分でミュージアムショップへ行こう!

はっくつきぶんでみゅーじあむしょっぷへいこう 

見る歴博を見学不明

せっかく古代出雲歴博まで来たのなら、記念にオリジナルグッズをつれて帰りたい。展示で見たことをさらに深める書籍を買うもよし、かわいいマスコットキャラクターを買うもよし。こじんまりとした売り場には、ほかでは手に入らないこだわりのオリジナルグッズがいっぱい。今回はどれをつれて帰ろうか?


古代出雲歴博の正面玄関から入って、ガラスのエントランスの左側、出雲大社にもっとも近い場所に「ミュージアムショップ一畑」がある。ショップのなかはシンプルな白で統一されて、両サイドの壁はガラスでできているため、柔らかい光がさしこむ明るい雰囲気になっている。見ごたえある展示のあとで、少しおつかれ気味の頭がリラックスできるよう。

そう感じたのは私だけではないらしく、展示を見終わった人々が夢中で商品に見入っている。真っ先に私の目をひいたのは、最前列にずらりと並べられた出雲に関する書籍の数々。さっき展示を見てきたので、どれも面白そうでついつい手に取ってしまう。「これはちょっと面白いですよ。売れ行きも上々です」と、ショップの店長を務める山根慶久(よしひさ)さんが、『授業に役立つ古代出雲歴史博物館活用の手引き』という本をすすめてくださった。「まるで教科書?」と思ったら、それもそのはず。「古代出雲歴博」を学校の授業に取り入れてもらうようにするため、島根県内の教育関係者に意見を聞きながら作った本なんだとか。学校に配布するものを、こちらでも500冊限定で販売することになったんだそう。教育の現場で使われるだけあって、質問形式で学習を進められるようになっている。これは、歴史ビギナーの私にはもってこいの本かも。

さっそくの発見に、わくわくしながらなかへ入っていくと、トラを描いたTシャツがお出迎え。小槌やウサギの柄もあり、レトロ感がいい味を出している。「出雲藍の板締(いたじめ)染色で作られたTシャツです」と、山根さん。板締染色は、昔の出雲にあった技術だが、今ではなくなってしまったという。近年、染めの「型」が発見され、オリジナルグッズとして蘇ることになった。まさにレア、ここでしか手に入らない一品なのだ。復活した伝統技術に感動しつつ隣の棚へ移動すると、古代出雲歴博のマスコットキャラクター、「雲太(うんた)くん」と「出雲ちゃん」のストラップやペン、キャンディーなどのグッズが、ところ狭しと置かれている。このキャラクター、見ればみるほどかわいらしい。「これらのグッズもよく売れているんですよ。おすすめ商品のひとつですね」という山根さんの胸にも、雲太くんのピンバッヂがキラリ。

ほかにも、一風変わったデザインの文房具類や、展示品に近い材料を使った銅剣・銅矛グッズなどのオリジナルグッズがあり、それぞれに「こだわりのポイント」があるそうだ。「いったいどんなこだわりなのか?」。そんな興味が湧いたなら、面白いものを発掘する気分でミュージアムショップまで行こう。シャベルのいらない発掘作業を楽しんで。




お気に入りの商品を見つけて下さいね

オリジナルグッズのほんの一部

自然の景色を楽しみながら、お買い物

古代出雲歴博のアイドル「出雲ちゃん」