メニュー


安来エリア

島根県立古代出雲歴史博物館に関するコンテンツについて

銅鐸のシンボルマークのあるコンテンツは、島根県立古代出雲歴史博物館の展示または館内施設に関するコンテンツです。



日本を産んだ母神の埋葬地か?

天浮橋(あめのうきはし)に立った夫婦の神様が天沼矛(あめのぬぼこ)という長い棒のようなもので、漂っている国土をかき回すと、矛から滴り落ちたものが積もって淤能碁呂島(おのごろじま)となった、と『古事記』に記されている。そして二人は生まれたばかりのこの島に降りて、日本の国土と数多くの……

つづきを読む

人は時を旅する

 松江からJR山陰本線で25分。車中大橋川、中海と景観を満喫しながらかつて「はがねの町」として栄えた安来駅に降り立つ。この地に昭和25年創業の「出雲そばや」があると聞き及び、ノスタルジックな町並みを尋ね歩く。なまこ壁に設えられたあんどんには、勘亭流文字で「志ばらく」の屋号。その下……

つづきを読む

カテゴリー

時代

エリア


オオクニヌシの最初の登場シーン

 『古事記』・『日本書紀』に記された国譲り神話はとても有名であり、そこではオオクニヌシが皇孫に自ら国作りを行った地をそっくりそのまま譲る話であった。しかし、『出雲国風土記』では、オオクニヌシ(オオナモチ)は「八雲立つ出雲国は、青々した山を垣根としてめぐらせ、玉を置いて守る。」と言……

つづきを読む

カテゴリー

時代

エリア


縄を手繰る姉妹神

安来節で有名な安来市の南方に広島県と堺を接する山々が連なっている。そのあたりに牛馬の神を祀る縄久利神社がある。世界で一番美しい庭園と称される足立美術館を過ぎ、戦国時代に毛利元就と中国地方の覇権を競った尼子一族の居城があった月山富田城を見上げながら、南をめざす。行き着いた山奥の比田……

つづきを読む

カテゴリー

時代

エリア


国譲りの神話のふるさとか

天石楯(あまのいわだて)。安来市にある岳山(だけさん)山頂付近まで登ったところにある嵩神社の右背後の高みに岩が見える。これが天石楯と伝っている。この楯を高天原から持ち降りられたのは布都怒志命(フツヌシノミコト)で、この地で楯を縫い直したところだから楯縫(たてぬい)という、と『出雲……

つづきを読む

カテゴリー

時代

エリア


炊きたてで占い神事

出雲地方の東、中海の南に面する安来市の穀倉地帯、能義平野。空から冷たい雨のそぼ降る3月10日。数羽のコハクチョウが水を張った田んぼに浮いている。若い白鳥が多いようだから、きっと北帰行の最終組なのだろう。この白鳥の飛来する田んぼのお米は、湖北白鳥米としてブランド化されている。そんな……

つづきを読む

カテゴリー

時代

エリア


戦国最強の山城と評判

滑稽なドジョウすくい踊りで知られる安来節。その安来に富田という城下町がある。毎年鎧兜に身を包んだ大勢の尼子武者隊が城下町を行列する。尼子は、山口の大内義隆、広島の毛利元就と中国地方の覇を競った戦国時代の大大名であって、尼子十旗と呼ばれた勇壮な戦国武士達が活躍した。中でも「我に七難……

つづきを読む

カテゴリー

時代

エリア