はじまり、はじまり。
ある冬の日。
雲太くんと出雲ちゃんは、古代出雲歴史博物館にやって来ました。
(雲太)出雲ちゃん、今日は、博物館を探検しよう!
(出雲)いいわよ、雲太くん!とっても楽しみっ。
こうして、中央ロビーへと入っていきました。
ロビーに明るい声が響くと、ずらりと並んだ子ども達も大人も出雲大社や風土記、銅剣・銅鐸などを紹介する紙芝居の世界に、もう引き込まれてしまっている。
1. 宇豆柱(うづばしら)
(出雲) う、うわぁー。
この大きい木は何?
(宇豆柱) やあ、かわいいお二人さん。
よう来てくれたのぉ。
わしは、昔の出雲大社の柱じゃ。
大きな杉の木三本でできておってのぉ〜、
それはそれは大きな柱だったんじゃ。
人々が、わしにつなを通してな、力を合わせて引っ張って、
ものすごく立派な神社を建てたんじゃ。
(雲太) そっかぁ・・・すごいなぁ。
あれ?あっちに天までとどくような高い建物が見えるよ!
行ってみよう!
(出雲) さよなら、宇豆柱さん。
どうも、ありがとう!
(ナレーション)そして、最初の部屋に入ってみると・・・。
2.古代の出雲大社本殿
(出雲)うわぁー、すごい。
(雲太)昔の『出雲大社』だよ。
(本殿)そうさ、私は、昔、日本一背が高かったのだ。
柱だって、すごいだろう?
(出雲)へぇ〜。
この後は、出雲国風土記や銅剣・銅鐸、古代のジュエリーやヲロチなど古代出雲にまつわるお話が続きます。アテンダントのみなさんが工夫を凝らして作った紙芝居は、これからも新作が増えて行くとのことで、ますます楽しみですね。
古代出雲歴史博物館 電話0853-53-8600